2020.06.30 Tuesday
6月のコスモス
JUGEMテーマ:日記・一般
6月の末、道端に咲いたコスモス
本来は暑さが去ってしばらくした頃に、そのはかなく静かに揺れる表情で秋の深まりを伝えてくれる花だ
そして何とも言えない懐かしい気持ちに導いてくれる
暑い季節が苦手の僕にとっては、もう夏が過ぎてくれたのかと錯覚し、ひと時の安堵に包まれた
しかしふと自分を取り戻すと、酷暑や現実がバリケードのように張り巡らされている
そんな中、自らの存在をしめそうとすることなどないこの花の可憐できれいな姿には、心を癒される
幼い日の懐かしい感覚だ
向かおうとする一つの形であることに違いない
( 心と心が何かを伝え合おうとしたり、思いを残そうとするのに、しゃべり言葉というものがある。
なのに、それを文字や文章にすることで、しゃべり言葉の持つ生命が抜け落ちてしまう。
そういったことを踏まえて文字にすることは、あまりにもはるかに難しい・・・
加えて、この花にしてもそう、よく見ると花弁の一枚一枚が細長く、学術的分類上はコスモスでは
ないかもしれない。
しかし、細長い茎、群れを成し風に揺れる姿からはコスモス以外の想起に至らないままに湧き出し
た感情をイメージとして残そうとした・・・ )