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2020.04.11 Saturday

市場牛神神社跡 (祈る)

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    JUGEMテーマ:日記・一般

    かつてここには神社があった。

    そして、どれだけたくさんの祈りがあったことだろう。

    時が流れ、どれだけの代が変わっていったとしても、春のやわらぎを届けて欲しいと詠んだのだろうか。

    手洗いの水がめだろうか。

    拝殿はおろか、わずかな石材が残るのみで、今ここに神社はない。

    人生には人の力などでは到底コントロールできない局面がある。

    それでも人は思いが届きますようにと祈りをささげる。

    こころがそうする他ない道をたどるからだ。

    しかし巨大な不幸は1ミリたりとも動かない。

    そしてまた祈りをささげる。

    何度もささげる。

    いつまでもやりきれない思いと悲しみは続く。

    祈りが届かないことの先に訪れる終焉がようやく悲劇を終わらせることができる。

    以前、このような思いをしたためた文章に出会ったことがある。

    丘には打ち付けた釘が錆びて飛び出し朽ちたベンチがひとつ置かれたままになっていた。

    今は無き神社からの小径を下る。

    どれほど多くの祈りがこの高台に込められたことだろう。

    あの時叶わなかった願いも、

    祈りの込められた時からは随分と遠い未来になって、魂たちは互いを思い合う幸せを噛みしめていることだろう。

    そんな祈りを思い起こすかのように、今年もまた桜は咲いた。

    やがて心は安らぐよと語り掛けてくれている。

     

     

     

     


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