篠了平(しの りょうへい)公式ブログ!

ぼちぼちと歩き続ける日々

篠了平公式ホームページへ
http://ryouhei.info/

<< March 2024 | 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 >>

2022.01.12 Wednesday

当事者でないとわからない気持ち

0

                          〜 当事者でないとわからない気持ち  〜

     

     

    当事者でないとわからない気持ちがある。

     

    どんなに大変な試練や苦労を抱えたり経験をしたとしても、しているとしても、

    仮にその経験が当事者の経験よりも大変なものだと世間が捉えるものであったとしても、

    自覚するつらい思いの大小は知るに至らず、内容も、質も、それぞれに異なり、比較するべきものではない。

    悪い状態ながらある程度の状態をキープし日常を不便ながらも送られる方もおられれば、

    痛みや、不自由の状況が今後も増悪してゆき、日常生活すら立ち行かなくなってゆかれる方もいる。

    命の期限を区切られる人もいる。

    希望の灯をともすために、持てる力を振り絞る人もいる。

    理解に努め、無私の気持ちで向かっても、人の体の調子や気持ちを理解しきることなど、不可能と

    いいきれるくらいにあまりにも難しい問題だ。

    その人、その人、一人ずつに、体感するものは間違いなく違うものであるはずだ。

    しかし対応する側は、解析し、分類し今後の方針を導き、実践するというところに多くは留まる。

    いや、そうならざるを得ないというのが現実なのかもしれない。

    かといって、それをもって終着点とし、終わりにできるという問題などではないと感じている。

    そのような大変難しい領域に、ぬくもりを持って対応をされ、献身的に尽くしておられる方がいる。

    その姿勢には、感謝や尊敬の念と共に、全くもって頭が下がるとしか言いようがないものがある。

    その心配りを目の当りにするたびに、「寄り添うということが人に残された最も必要とされる道」だというこ

    とを感じさせされてならないのです。

    どうか、ご自身の体にも心にも気を配られ、無理のない範囲でぬくもりを届け続けていただきたいと思います。

    私自身もできる範囲で、その日、その日が、少しでもいい日だったと思っていただけるように、心の宅配便

    を届けさせていただきたいと思います。

     

     

     

     

     

     

     

     


    00:21 | ひとり | comments(0) | - | - | - |
    2014.12.31 Wednesday

    冬の薔薇

    0


      冬の薔薇。

      冬の薔薇は時を待っている。

      寒さに耐え、やがて訪れ、やってくる季節を。

      人生が違うのは、人生にはその焦がれ続けた季節がやってくる保証がないままに、

      耐え、信じ続けていたことが裏切られることが実際に起こることだ。

      僕らは忘れない、この街の季節が、二人追い越し未来を歩きだすこと。

      寒い冬の空のもと、心には、繰り返す想いが押し寄せ続ける。













       

      2014.08.18 Monday

      白昼夢

      0

         
        耐えなければ目を開けることができないほどに眩しい。

        今、シェルシアターには柵が設けられ誰一人入ることもできない。

        柵がなければ、心無いもののたまり場となったり、荒らされたりもするのだろう。

        バブルの頃、こんなに交通の便のない、駅から遠いこの場所で

        マンションは「億ション」として売りさばかれたのだ。

        この地域の不動産売買のパンフには芝生の公園にシェルシアターが

        タジマハールのようにとびきり映えた存在だった。

        今日、広い芝生広場には、誰ひとりとして人影もなく

        シェルシアターでの催し事があったことなど、遠い遠い夢ごとの日々のようだ。

        足元にはサビの入った白いアスファルト。

        実体のないことに操られ、ただただ、だまされ利用されたあの頃の一般市民。

        この街が廃墟になることを逃れ、

        静かな暮らしが、営まれているように見えることに安堵の想いを覚える。



        しかし、とてつもなく眩しい。

        まさに、真夏の午後のデイドリームだ。







         

        2012.09.19 Wednesday

        心が不安定になる原因

        0



          心が不安定になる時

          僕という一人の人間が

          時間を区切られて、正常な判断力を持てないままに

          追い詰められたように、逃避行動のごとくに

          返事を出さざるを得なかった時

          たいてい、その答えは間違っていることにあとで気づく

          問い合わせで、別に急を要さないものは

          一度切って、時間をおいて、よく考えた上での返事にしよう

          輝く返事

          くすんで、光のない返事

          いろいろとあるだろうけれども

          忙しすぎて、対応しきれずに断ざるを得ないことをも

          新たに抱えることが自体が、自分の悪いところだ

          そうでなくても

          勝手にどんどんと手元に置いてゆかれる仕事が

          現場に山積みにされて

          さばききれずに、不安で、心の負担になる時も多々ある

          このスーパーボールを見てホントだったら

          天野河みたいだとか、幼い頃の夢のことだとか

          そういう、可愛くてホッとするシタタメにしたかったのに

          自分への戒めを記すことになってしまったのは

          自分の至らなさ、ただ、それだけのことだ 

          思い直せば、どうっていうことはない 

          せめて、今だけも、理屈も語らずにに気持ちよくこなせば  

          明日に尾を引く訳でも話でもない

          結構な事じゃないか

          声をかけてもらえる事自体、有難いことじゃないか








          2012.06.19 Tuesday

          Bambi

          0




            バンビは一人?

            大勢といる?

            友達はどの子?

            夜になると、何処に帰る?

            "what's your color and name ?"

            "Bambi・・・ "

            雨の日はどうするの?

            風の日は・・・?

            嵐の日は・・・?





             


            2011.10.31 Monday

            駐輪場事情

            0




              いつものようにスーパーの駐輪場にマイチャリを留める

              駅近くの光景とずい分と違うのは

              急いでしまって、無理に押し込んだ感のないところ

              それをホオッテイッタリしないところ

              時間に余裕があれば、押し込んでゆがんだりもしないし

              もしそうなったりしたら、ちゃんと元通りに戻していく人ばかりだ

              心にも余裕と思いやりが生まれるということなんだろう

              そして、今日もまたいつものように駐輪場にマイチャリを留める・・・











               

              2011.08.23 Tuesday

              そこはもう秋?

              0




                ウサギさんが秋の表情をたたえている?

                そう思うのは、肌に感じる風があったからなんだろうな。

                来月には中秋の名月がやってくる。

                ススキの穂を揺らす、とびっきりの秋風がやってくるのも、

                そう遠い先のことではないって待ち遠しいのは、

                懐かしくも、待ち望む想いが打ち寄せる季節だから。






                  

                2011.07.04 Monday

                すずめ君とのランチ

                0




                  午後一時

                  空腹感がやってきた

                  一人だとお店には入りにくい

                  フードコートは人で溢れている

                  空は曇り、風は強い

                  涼しいとは言えないが、暑くてかなわないということはない

                  ファミリーマートでおにぎりとサラダと水を買って、海沿いのベンチでのお昼

                  にした

                  辺りには誰もいない

                  プラケースを飛ばさないように気をつけながらお弁当を食べていると、座っ      

                  ているベンチの背の手が届きそうなくらい近くに一羽のすずめがやってきた

                  おにぎりのご飯粒をあげると喜んでついばんでは頬を膨らませていた

                  僕とすずめ君の昼ごはんが終わろうとしていた頃

                  突然のスコールがやってきた

                  シャツもパンツも絞れるほどどころか、絞るとボトボトの雑巾のようだった

                  でも、すずめ君とのひと時は、ココロをあたたかにしてくれたんだ

                  ありがとう、すずめ君






                   

                  2011.05.18 Wednesday

                  ひとりで生きる

                  0





                    自然界の中

                    群れをつくるサギを見たことがない

                    たった一羽で生きてゆく

                    立ち止まっていると錯覚するほどのゆっくりとしたスピードで

                    浅瀬を進みながら、小魚を捕らえていた。

                    サギは一人で生きてゆく。

                    だからとても用心深い。

                    自然界のおきてに従い生きるものからすると、

                    自分はといえば、とてももろく、そして弱い。

                    結果に現れているかどうかは別にして、

                    何かの役に立てればと、つべこべ言わずに歩こうとはしているが、

                    気遣うほどに、自然界のおきてとは逆に、不確かな要素が増えてゆくのも事

                    実である。











                    2011.04.23 Saturday

                    傘の取り分

                    0




                      結構な雨が降っていた

                      若い2人の頭上には、ビニール傘 

                      柄の角度からして、どうやら彼女が持っているようだ

                      すごくいい絵なんだけど

                      傘の傾きで人間ウォッチングする自分は

                      ちょっと、スネオ君かもしれないなって思った








                      ▲top