望みの樹
〜 望みの樹 〜
望むことは、何も意識せずに毎日を送らせていただくこと。
不具合に気付かされることもなく過ごさせていただくこと。
ある意味、ある部分では無を望んでいる。
歳と共に確実に不具合は増えてゆく。
程度や感受性は一人一人随分と違うが、現実には複数の苦痛に悩まされることはあまりに多い。
その内のたったひとつでも楽になればと、対処を進めてゆく。
生きるということが、生きるという時が、無意識のもとに過ぎてゆきますようにと願う。
出来ることに努め、求めるでなく、願い、祈り、今ある世界を受け入れて、歩む。
良い性は誰にも住んでいて、素直に喜び、大きく許し、いたわる気持ちを忘れずに、
ホントの笑顔というものも、そんな思いのある処から生まれてくるのではないだろうか。
大きな無が小さな無を呑み込んでしまう前に、日々学ぶこと、
一日の終わりに思い出しては暖めて、
明日という日の一助になればと。